
- ブログ運営者:まっさーきー
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久しぶりのスーパーへの買い物…
値上げラッシュ!
2022年後半になりますが、商品の価格がどんどん上がっていきますね…
次の事例はスーパーに売ってある身近な食材ですが、9月から来年1月までに値上げが発表されているものになります。
・9月:雪印メグミルク
「ネオソフト」 345円 → 388円(12%値上げ)
・10月:大塚食品
「元祖ボンカレー」 248円 → 270円(8%値上げ)
・11月:明治
「ブルガリアヨーグルトLB81」 280円 → 291円(4%値上げ)
・12月:ネスレ
「ネスカフェ エクセラ ボトルコーヒー」 163円 → 185円(13%値上げ)
・1月:味の素
「味の素」 192円 → 205円(7%値上げ)
実際、久しぶりにスーパーへ買い物に行ったのですが、、、
「今日は牛ステーキでも買うかな」と値段を見てみると、以前はグラム198円だったのが何とグラム238円になっていました。
そもそも、安い価格で食材を手に入れられるスーパーに行っていますので、そのくらいは大したことないと思われたかもしれません。
しかし、家族4人で食べるには、800グラムほどのお肉が必要になってきますので、グラム30円の値上げは、800グラムで240円の値上げになるわけです。
私としては、「ちょっと高い。他のにしよう。」と思いました。
なので、ちょうど妻から、「サンマ5匹が600円で買えた」と聞いていたので、サンマに切り替えようとしましたが、3匹で480円でした。「つい最近聞いたばかりなのに、1匹の値段が120円から160円に上がっている。」と思って、買おうとした手を止めてしまいました。
せっかく、「今日は久しぶりにちょっと贅沢でもしようかな…」なんて気持ちでスーパーへ買い物に行ったのですが、どれもこれも高くなっていて、「え!?これも高くなっている!いつものを買うだけでちょっと贅沢分の料金を超えますけど?」と、結局、グラム78円の鶏肉を買って帰りました。
もしかしたら、「牛ステーキ→さんま→鶏肉」と移り行く様子を想像して、そんな安いものに気を取られて、「どんだけ?」とか「気にし過ぎでは?」とか思われたかもしれません。ですが、他にもたくさんの食材を買いますので、節約できるところは節約していきたいところなのです。
あなたも、特に2022年になってから、こんな風に値上げによって商品を買うことをためらうことはありませんか?
2%のインフレ目標達成!?
日本銀行が2%のインフレを目指すことを公表していることはご存じだと思います。
2%の物価上昇(インフレ)を目指します!
出展:日本銀行
ですから、もしかしたら、あなたは「インフレ=良いもの」と誤解されているのではないでしょうか?
そして、上記の食材は2%を超えていますので、インフレが目標の2%よりも加速しているわけです。
ということは、「目標達成!?経済が良くなる!?」と思われているかもしれません。
しかし、実際には、このインフレが良いものなのか悪いものなのかを、しっかりと見極めていかなければなりません。
インフレと同じ言葉だとしても、
- 良いインフレなのか?
- 悪いインフレなのか?
を考える必要があるわけです。
ということで、今回の記事では、良いインフレなのか悪いインフレなのかを判断できるようにしていきます。
前半では、私たちの生活にどのような変化や影響が起ころうとしているのか、そして、後半では、その変化や影響に対して、どのような対策をしていく必要があるのかが分かりますので、じっくりと読み込んでみてくださいね。
良いインフレと悪いインフレ
ここまでで、インフレが必ずしも良いものではないとお伝えしていますので、良いインフレと悪いインフレがあるとご理解いただいていると思います。
そのインフレですが、実際に、
- デマンドプル型
- コストプッシュ型
と、2つのタイプがあります。
どちらかが良いインフレでもう一方が悪いインフレなのですが、それぞれのタイプについて解説していきますね。
デマンドプル型
まず、デマンドプル型です。
デマンドプル型は、欲しい人(需要)が増えて、供給が追いつかなくなり値段が上がる状況
のことを指します。
商品が高く売れるので、会社の利益も増え、従業員の給料も増えます。
- お金を手にした企業は工場を作ったり設備投資をしたり…生産性を向上させていきます
- 給料が上がった会社員は、家を建てたり、車を良いものに買い替えたり…経済が循環します
つまり、国全体が豊かになっていきます。
このインフレは、健全ですので、「良い」インフレと言えますよね。
実は、過去の日本はこのデマンドプル型のインフレが起こっていました。つまり、高度経済成長期に「良い」インフレが起きていたのです。
三種の神器に回転寿司、スーパーカブなど、今までなかったものがどんどん開発され、需要が増えて商品の値段が上がって…
当時のインフレ率は7%と言われています。
7%ということは、約10年で給料が2倍になるということです…
(72 ÷ 7 = 10.29)
しかし、長くは続きませんでした…
コストプッシュ型
続いて、コストプッシュ型です。
コストプッシュ型は、生産に必要な輸入原料の価格(コスト)が上昇して、原価が上がる状況
のことを指します。
原価が上がるので、企業は値上げをせざるを得ない状況ですが、会社の利益も増えず、従業員の給料も増えません。
コロナ禍の開始から時間が経ち、需要拡大に加え、ロシアウクライナの戦争が勃発しました。穀物生産大国であり、エネルギー大国である国が戦争をしてしまったことにより、原材料をはじめ輸入価格が上昇してしまいました。
- 賃金が上がらないのにも関わらず、ただ商品の価格だけが上がっていく状況…生産性はそのままです
- 給料が上がらない会社員は、商品を買いたくても買えなくなっていく…経済は循環しません
つまり、国全体が貧乏になっていきます。
先ほどの豊かになっていくインフレとは真逆ですよね。
ラーメン屋で例えると、輸入する小麦の値段が上がってしまい、800円から900円にせざるを得ないといった状況です。原料が値上がりしているだけですから、私たち日本人にはほとんど還元されずに相手国だけが潤います。
このインフレは、健全ではないので、「悪い」インフレと言わざるをえません。また、この状況が続くことを、「スタグフレーション」と読んだりもします。
つまり、スタグフレーションとは、
という状態を指します。
2022年現在の日本のインフレはどっち?
このように、インフレを車で例えると、
・デマンドプル型:車を欲しい人が増えすぎて、価格が上がる(結果、経済も上向く)
・コストプッシュ型:車の材料の値段が上がって、価格が上がる(にも関わらず、経済は不況のまま)
といったイメージです。
ですから、インフレという言葉を聞いても、「ああ、物価が上がっているんだからいいじゃないか」と単純に考えてはいけません。
2022年現在の日本のインフレは、残念ながら、後者の悪いインフレです。
先ほどお伝えした通り、物価上昇の原因は輸入する原料などですから、日本企業には還元されにくいのが実態です。
もちろん、日本銀行も政府もスタグフレーションを回避するために、企業に対して給料アップを働きかけていくことでしょう。
しかし、実際に、給料を上げることができるかどうかは各企業任せにならざるを得ないと思います。というより、ほぼ期待はできないのではないでしょうか?
コストプッシュ型のインフレへの対策は?
だからこそ、私は、物価が上がり給料が上がらない中でも、国や会社などに頼らずに、
が大切ではないか?と思います。
そもそも、「物価が上がる=お金の価値が下がる」ということでもありますよね!?
だとすると、「老後2,000万円問題」は、たとえ「2,000万円の貯金」を用意できたとして、このまま物価が上がり続けても対応できるのでしょうか?
単純な計算にはなりますが、商品の値段が今の2倍になれば、お金としての価値は半分の1,000万円に下がってしまいます…
こういった日本の状況に対して、アメリカは物価も給料も上がって経済が潤っている状況ですから、どんどん経済格差が広がって行きますよね。
この日本企業が苦しい局面にならざるを得ないことや日本とアメリカの経済格差の広がりこそ、私が副業をしていたり、米国株式に投資していたりする理由です。
もちろん、将来が確約されたことではありませんが、少しでも現状起こっていることを理解して、将来を予測して、その時々に合った対応をしていくことで、日本で生き抜くことができると考えています。
つまり、コストプッシュ型のインフレへの対策は、「個人でお金を稼ぐスキルを身に付ける」ことです。誤解を恐れずに言いますと、「何もしないのはバカ野郎!」と言いたいですね。
いずれにしても、目先ばかり、国内ばかりに目線をやるのではなく、より高い視座で物事を見て行く癖付けは必要だと思います。
ぜひ、
- 自分の身にどんなことが起こっているのか?
- あるいは、これからどんなことが自分の身に起こりそうか?
といった観点で、より広い視点で情報を取捨選択して、あなたが信じる道を歩んでいきましょう!
ちなみに、私がやっている副業に関する記事は多数上げていますので、他記事も読み漁ってみてください。ここでは、月収10万円超えを達成した時のインタビュー記事を載せておきます。ぜひ、読んでみてくださいね。

それから、私がやっている米国株式投資に関する記事はこちらの2記事になります。こちらも、ぜひ、読んでみてくださいね。


「日本で生き残るための身近に迫るインフレによる変化・影響とその対策」のまとめ
今回は、身近に迫っている値上げラッシュを取り上げつつ、インフレには2種類のインフレがあることを説明しました。
そして、実は、日本は2種類のインフレの両方を体験しています。
つまり、高度経済成長期には「良い」インフレが起きていましたが、残念ながら、2022年現在の日本では「悪い」インフレが起こっています。
そして、これからも、「悪い」インフレが続き、「スタグフレーション」となるでしょう。
だからこそ、このスタグフレーションに対応すべく、「個人でお金を稼ぐスキル」を身に付けていきましょうね。
まずは、ご自身が取り掛かれるものからで大丈夫ですので、
を続けていきましょう!
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